- 宮川:
- まずは、貴社の強みや組織体制について教えていただけますか?
- 西倉様:
- オルビスの事業は自社通販や直営店舗を通じたto Cと、卸や外部モールを介したto Bです。中でも売上のコアはto Cで、特に通販領域が全体の6〜7割を占めています。
そういう意味では、ダイレクトマーケティングに強みを持つメーカーと言えるでしょう。とはいえ、いわゆる「マーケティング部」のようなものは存在していません。新規顧客の獲得を担う部門、既存顧客との関係を深めるCRM、店舗マーケティング、外部モール担当など、役割によって部署が分かれています。 - 吉野様:
- 私の所属するCRM推進部は約50名で構成されています。部内では、初回購入後~4回購入までの歴浅顧客の育成を担当するチームや定期購入サービス専任チームなど、購入回数や顧客フェーズごとにチームが細かく分かれています。
オルビスのCRMが重視するのはLTV(顧客生涯価値)です。短期的な関係性ではなく、オルビスの商品やサービスを生涯にわたって愛用いただくことを目指したコミュニケーション設計に取り組んでいます。
こうした顧客視点の姿勢は、商品企画の段階から一貫しています。根底にあるのは、技術ではなく市場ニーズを起点とする「マーケティングドリブン」の考え方。開発初期からマーケティングが関与する点は、オルビスならではの特徴です。 - 宮川:
- 通販マーケティングが中枢を担っているということですね。お二人とも2025年に中途採用で入社されたとうかがっていますが、転職を考えた理由や、オルビスを選んだ決め手について教えていただけますか?
- 吉野様:
- 私はITメガベンチャーに6年ほど勤め、広告運用や自社化粧品ブランド立ち上げのための新規顧客獲得、CRMなどに携わってきました。新規獲得を中心に経験を積んでいく中で、今後の市場環境を見据え、よりCRM領域での専門性を高めたいと考えるようになり、転職を決意しました。
企業選びで大切にしていたのは、主に2つです。ひとつは「お客様目線のCRM」を実践できること。
もうひとつはCRM戦略に欠かせないデータが豊富にある、歴史の深い会社であること。長寿企業は往々にして保守的なイメージでしたが、、オルビスは歴史がありながらも変革期にあり、裁量を持って働ける点が魅力でした。 - 西倉様:
- 私もITメガベンチャーで、ゲーム事業部を担当するHRビジネスパートナーとして課題解決に従事していました。ですが、キャリアの幅がゲームプランナー等の特定業界に閉じてしまうことへの危機感を抱き、より多様な職種・領域の採用に関われる環境を求めて転職を決意しました。ベンチャー出身ですので、自由度が高くスピード感の備わった企業に入社したいと考えていたところ、カジュアル面談を経て当初抱いていた昔ながらの老舗企業という印象を良い意味で裏切ってくれた オルビスがぴったりだと思いました。現在は、HR本部に人事として所属し、本社職の中途採用を担当しています。



