自動車・建物の業界と強固な信頼関係で結ばれているサンスター技研株式会社(以下、サンスター技研)。自動車向け接着剤や高層建築向けシーリング材では高いシェアを有し、グループ海外拠点での供給が売上の6割以上を占める成長企業です。同社の魅力や働きがい、求める人材像、そして事業の将来性などについて、サンスター株式会社人事部人材開発グループで同社のキャリア採用を担当する白瀬唯一様に、LHHのコンサルタント大屋亮悟がお話をうかがいました。
業界随一のラインナップと高水準なQCDが強みのサンスター技研
- 大屋:
- 「サンスター」と聞くと、ハミガキなどオーラルケア製品を思い浮かべる方が多いかと思います。サンスター技研は、同じサンスターグループの中でも、オーラルケア製品等ではなく、生産財を取り扱う会社ということですが、事業の概要を教えていただけますか。
- 白瀬様:
- サンスター技研は、サンスターグループのなかで、主にBtoB向けの製品を扱う会社です。2つの事業を展開しており、1つは自動車、建築、電子機器用の接着剤やシーリング材などを扱うケミカル事業。もう1つはモーターサイクル用スプロケット・ブレーキディスクや自動車用部品などを扱う、MC(マテリアルコア)事業です。
なかでも自動車用接着剤、建築用シーリング材、二輪向けブレーキディスクやスプロケットは高いシェアを有しています。 - 大屋:
- 御社のビジネスはBtoBの業態ですが、強みをどうとらえていますか。
- 白瀬様:
- 当社の強みは2つあります。
まず、業界随一の製品ラインナップです。お客様の細かなニーズに対応できる製品を多く揃えております。自動車向け製品を例にとると、「車体全体で必要な接着剤やシーリング材を供給できる」のは、国内では当社だけと言っても過言ではありません。
次に、品質・コスト・納期のすべてで高水準を維持してきた信頼です。自動車も住宅も人命に関わる製品。この3要素を満たし続けてきたからこそ、国内主要メーカーとの長年の取引があり、大規模な建築プロジェクトにも製品を供給することができました。

特に強化したいポジションは、多岐にわたる業務を担う「研究開発業務」

- 大屋:
- 御社の1年あたりの新卒者・中途採用者のおおよその人数を教えてください。
- 白瀬様:
- 新卒者は高卒・大卒合わせて10名から15名、キャリア採用は、15名から20名です。
キャリア採用としては技術職、研究開発職、営業職を中心に募集しており、なかでも研究開発職は今後、強化したいと考えています。 - 大屋:
- 特に強化したいと考えていらっしゃる「研究開発職」について、その業務内容を詳しく教えてください。
- 白瀬様:
- 弊社の研究開発業務は多岐にわたります。もちろん基礎研究業務もありますが、製品開発に近い業務が多いです。
お客様のニーズを調査する市場調査や先行研究の調査から始まり、原材料の配合と試作品の評価を経て、量産化に向けた工場側への支援なども行います。 - 大屋:
- 研究開発職における仕事の魅力、やりがいという面では白瀬様はどう考えていますか。
- 白瀬様:
- 「常に新しい挑戦ができること」と「社会を支えている実感」、この2つだと思います。お客様の要求は多岐にわたるため、それらに応えていく必要があります。既存製品をベースにしても、用途が変われば配合が微妙に異なるため、毎回が新しいものづくりと言ってもいいと思います。
そして、自身がかかわった製品が社会を支えている実感も大きいです。ある社員は「街で見上げたビルに、自分が開発したものが使われていると思うと誇らしい」と話してくれました。街を走る車、高層ビル、万博のパビリオン、住宅——目立たないけれど、確実に社会を支えているという誇りが、弊社で働く魅力だと思います。
特に採用したいのはUV硬化や水系材料の知見を持った開発経験者
- 大屋:
- 御社で今、特に求めているのはどのような分野を専門とする方ですか。
- 白瀬様:
- UV硬化や水系材料の知見・経験がある方を探しています。当社が力を入れたい技術分野に明るい方を求めている、という状況です。
- 大屋:
- それは御社の事業領域の拡大とも関係しますか。
- 白瀬様:
- そうです。自動車・建築分野に加えて電気・電子用の接着剤を成長させたいと考えております。デジタル機器は今後も拡大する市場であり、自動車や建築分野で培った技術をベースに、顧客ニーズを満たす製品を新たな製品を展開していきたいと考えております。
また、自動車・建築分野においても顧客ニーズが日々変化・多様化するため、それらに対応できるような開発体制を作ることが重要であると感じています。
向いているのは、技術で課題解決するものづくりをしたい方
- 大屋:
- お話を聞いていると、キャリア採用の人材像には「ものづくりへの意欲と熱意」が求められそうですね。
- 白瀬様:
- 実際に、自分の仕事にこだわりを持つ職人気質が社風としてありますね。開発者が顧客を訪問することも多く、「顧客の課題を技術で解決したい」というものづくりへの熱い想いを持つ方は、弊社に向いていると思います。
- 大屋:
- そのほかに、キャリア人材に求める素養は何かありますか。
- 白瀬様:
- 2つあります。
1つは「バランス感覚」です。新しい挑戦はもちろん重要ですが、既存の製品や取り組み方も大切にしなければならない。そうしたバランス感覚は求められます。また、業務の多くはチームで進めるため、協調性を大切にし、自身の意見も出しながら相手の意見も尊重できるような社員が活躍しています。
もう1つは「モノへの愛着」です。製品や素材への情熱がある方ほど、当社の文化に馴染み、成長できます。これは入社後に育まれる部分もありますが、その素養がある方を歓迎します。

安定した基盤、今後の成長性が高い技研でぜひキャリア形成を

- 大屋:
- キャリア支援のための制度や仕組みはありますか。
- 白瀬様:
- 自身の知見やスキルを高めるという意味では、eラーニングのプログラムが充実しています。自身の業務に直結するものだけではなく、営業職の方がマーケティングの講義を受けるなど他分野の知見を広げることも可能です。サンスターグループのキャリアに対する考え方として、「自律的なキャリア形成」という考え方があります。すべての希望をかなえられるわけではないですが、自身がどうなっていきたいのかに対して後押しをする土壌は整っていると思います。例えば、二輪部品の営業職から事業企画に異動した方や、研究開発のバックグラウンドを生かして調達部門で活躍されている方などがいます。
- 大屋:
- 最後に、御社への転職を検討されている方へのメッセージをお願いします。
- 白瀬様:
- 当社は安定性と成長性を兼ね備えた企業です。高い技術力と長年にわたる信頼の蓄積により、国内主要メーカーとの強固な関係を築いてきました。これが安定性の基盤です。一方で、グループの売上の6割は海外市場が占めています。国内市場は成熟していますが、当社の主戦場は成長著しい海外です。今後も高い成長が見込まれる、将来性のある会社だと自負しています。「見えないところで社会を支えるものづくり」に関心のある方、ぜひご応募ください。