面接で聞かれる「キャリア質問」への効果的な答え方
※本記事は動画内容をテキスト化・編集したものです。出演者の所属部署、役職等は動画収録時点の情報であり、現在とは異なる場合がありますのでご了承ください。
皆さんこんにちは。LHH転職エージェントの今井です。今回は、面接で聞かれるキャリアにまつわる質問にどのように対応すればよいのか、その効果的な答え方について詳しく解説します。
この記事では、キャリアに関する代表的な面接質問に対して、どう準備し、どのように伝えれば自信を持って面接に臨めるのかを具体的に紹介します。キャリアアップを目指す30代・40代の方にとって、面接でしっかりと自分の考えを伝えられるようになるためのヒントが詰まった内容です。
ぜひ最後までお読みいただき、面接成功のコツをつかんでいただければと思います。
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一人のコンサルタントが求職者と企業の双方を担当する「360度式コンサルティング」により、求職者のキャリアビジョンや価値観まで深く理解し、企業との最適なマッチングを実現。

Chemical & Plant紹介部 部長
目次
志望動機で評価される回答の共通点
― 面接でよく聞かれる「キャリアに関する質問」にはどのようなものがありますか?
代表的な質問としては、「なぜ当社を選んだのですか?」といった志望動機に関するものや、「以前の職場での主な成果や実績を教えてください」といった実績に関する質問があります。
― 今井さんがこれまでサポートされた方の中で、「当社を選んだ理由」として評価されやすい回答にはどのような特徴がありますか?
まず前提として、応募先企業についてしっかりとリサーチされている方の回答はやはり強いです。企業の事業内容や製品、携わる可能性のあるプロジェクト、市場でどのような競争優位性を持っているのかといった点を丁寧に調べておくことが大切ですね。
特に上場企業であれば、IR情報も含めて情報を把握し、そのうえで「自分がどうなっていきたいのか」という将来像と、企業が掲げているビジョンや今後伸ばしていきたい方向性との整合性を示せるかどうかが重要になります。
例えば「グローバルで活躍できるエンジニアになりたい」という方であれば、応募企業がどのように海外展開を進めようとしているのかを調べ、その戦略に対して自分がどう貢献できるかを具体的に語れると非常に良い印象につながります。こういった回答が、志望動機として評価される“ベストな形”の一つだと思います。
― リサーチした上で、その企業が求めていることだったり、企業が大切に思っていることに対して自分がどう合っているかが大切ということですか?
今井:そうですね、はい。
自分の成果が思いつかない時の考え方
― 以前の職場での主な成果を教えてくださいと言われた時に、具体的な成果が出ていなかった場合はどうしたらいいのでしょうか。
今井:今回お話ししている30代・40代の方になると思うんですけれども、よくよく自分を振り返ってみてほしいんですね。10年から20年のエンジニア経験がある方であったり、ビジネスの経験がある方というのは、何かしら成功の体験を積んでいると思うんです。それをしっかり振り返って、自身で整理して、なぜ成功したのか、それが具体的にどういった数値や実績として提示されるものなのか、というところをどう表現するかが大事になってくると思います。ですので、過去の自分を整理して自己認識を深めるというのが非常に重要になると思います。
― 成果が思い浮かばなくても、自己認識や自己分析を深めることで必ず出てくるものなんですか?
今井:そうですね。あとは例えば、これは転職活動中の方が社内ではなかなかできないかもしれないんですけれども、周りの方に聞いてみるのも一つだと思います。弱みや強みもそうですが、「あれはすごかったよ」と言ってもらえる成果って必ずどこかにあると思うんですね。一緒に働いてきた方にヒントをもらうというのも一つです。
あとは、エージェントに相談するというのも一つだと思います。
― やっぱりプロが見る目線の自己分析は違うんですか?
今井:そうですね。どちらかというと、自己分析を我々が“する”というよりは、そのお手伝いをするイメージです。どういう経験をされて、どんな時に嬉しかったのか、どんな時にやりがいを感じたのか、あるいはどう評価されたのか。そういったことを一緒に話す中で、ご自身で気づいていただくようなサポートはできると思います。
― 見つけてあげるというより、掘り出す方法を教えてあげるという感じなんですね。
今井:そうですね、はい。
長期のキャリア目標の答え方
― 長期のキャリア目標について質問された時には、どのような答え方が適切でしょうか。
今井:長期といっても、人によって何年先をイメージするかは変わってくると思うんですけれども、例えば「10年後」を想定した場合、ある程度具体的に自分がどのような役職にいて、どのような業務内容を担っているのかを説明できると良いと思います。これも事前にその会社のことをよく調べ、その企業がどの領域に注力しているのか、自分の志向と合っているのかを理解したうえで、そこに対して自分がどのような役割で、どう貢献していきたいのかを軸に考えていくのが理想です。
例えば、機械設計のエンジニアの方がいらっしゃったとして、今はプロジェクトのリードをしている立場だとします。その場合、これから3年〜5年の間に複数のプロジェクトを成功に導き、マネジメントスキルや経験を積む。そのうえで5年後には部門長として新製品の開発に携わり、大きな製品を世の中に出す。さらに10年後には、自分が世の中に変化をもたらすような製品開発をリードする立場になっていたい、というような“夢”や“ビジョン”を、具体性を持って用意していただくと良いと思います。
― ビジョンを伝えることは、やはりかなり大切なんでしょうか。
今井:そうですね。ビジョンを伝えることで、企業とのミスマッチが起こりにくくなるというメリットがあります。自分はどうなっていきたいのかという点を応募先企業に理解してもらうことで、「それはうちでは実現できない」となる場合はお見送りになりますし、一方で「そういう方向性を目指してうちを牽引してほしい」と思ってもらえれば、選考がうまく進むケースが多くなります。
そういった意味でも、ご自身がどのようなキャリアプランを持っているのかをしっかりと伝えることは非常に重要だと思います。
― ちなみに、ミスマッチが起こる例について具体的に教えていただけるとイメージしやすいのですが、いかがでしょうか。
今井:はい。例えば「マネジメント志向はありますか?」という質問があったとします。面接なので緊張していたり、受かりたい気持ちが働いて、「はい、ぜひやりたいです」「チャレンジしたいです」と答えてしまうケースがあります。
ただ、ご自身を振り返ると、本質的にはエキスパートとして技術を突き詰めていきたいタイプだった場合、企業側は「この人はマネージャーを目指したいんだな」と判断して採用するわけですよね。しかし、本人は実はエキスパート志向。そのギャップが面接時の回答によって生じてしまうと、入社後に「こんなはずじゃなかった」と感じることにつながります。
― 結構、技術職ではあるあるの話ですよね。
今井:そうですね。
過去の失敗について聞かれたときの答え方
― 面接の中で、過去の失敗について尋ねられた場合はどのように対処するのが良いでしょうか。
今井:失敗について聞かれた時は、事前に自分を振り返って準備しておくのが良いと思います。過去の失敗例を、ある程度具体的にお伝えするのがポイントです。そしてその後に、「その失敗から何を学び、どう行動を変えたのか」をしっかり説明することが大切です。
例えば、誰かへの共有を忘れたことで納期の遅延が発生してしまったという事例があったとします。その場合、「それ以降は相手への連絡を抜け漏れなく行えるよう、自分の中に仕組みを作った」といった形で、改善の工夫まで伝えると良いですね。
つまり、失敗はしたけれど、ただの失敗ではなく、そこで学びを得て次に生かしている、という話の組み立てを意識することが重要です。
― 失敗を伝えた上で、その改善案もセットで伝えるべき、ということですね。
今井:そうですね、はい。
― 失敗を話したらマイナスになってしまうんじゃないかと不安なんですが……。
今井:失敗を確認する意図というのは、エンジニアに限らずビジネスに携わる方で「失敗したことがない」人なんてまずいないんですね。なので、「自分は失敗していません」という方を採用すること自体がそもそも無理があるわけです。面接官の方々も、失敗を経て成長して今に至っているわけですから、「あなたはどんな失敗をしましたか?」と質問してくれているんです。
そこで学びを得てどう成長したのか、という部分はむしろPRのチャンスです。自分はこういうふうにポジティブに考えて成長している、というのをしっかり伝えることが大事だと思います。
― じゃあ、むしろ失敗談を話すことでプラスになることも多いということですか?
今井:そうだと思います。失敗の経験を聞かれて、「ストレスがかかる環境でも頑張れる人だ」と見られることもありますし、また、自分が失敗したことをしっかり人に話せるというのも、誠実性の一つとして見ていただける部分だと思います。
将来のキャリアプランは「道筋」まで語る
― 将来のキャリアプランについて質問された時、具体的にはどのように表現するのが良いのでしょうか。何か参考になる例はありますか。
今井:先ほどの話と重複する部分もあるんですけれども、「新しい製品が作りたい」「10年後に世の中を変えるような製品を作りたい」だけだと、相手には具体的に伝わらないんですね。ですので、その目標に向けて自分がどんな道筋を歩んでいくのかを考えることが大事だと思います。
たとえば、世の中を変えるような新しい製品を出したいという目標がある場合、まずは製品開発を主導できる立場になる必要がありますよね。そのために、1エンジニアとしてだけでなく企画などにも声が届くような力をつけたい、というのが「機械設計部門のマネージャーを目指す」というキャリアプランにつながるわけです。
そのうえで、そこを目指すのであれば、まずはプロジェクトリードとして複数のプロジェクトを成功に導き、実績を積み、マネジメントスキルを磨く。そして部門の設計マネージャーになる。その先に、世の中を変えるような新製品の開発に関われる状態が作れる──こうした道筋を考えたうえで伝えるのが大事です。
また、設計スキルやプロジェクトマネジメントは実務で学べますが、企画については企画部門と交流を深めるなど、どうやって知見を広げていくのか、自分で工夫する必要もあります。目標があるのであれば、そこに至るまでのルートを自分の中でしっかり設定することが重要なのだと思います。
― それこそ最初におっしゃっていた「長期のキャリア目標」が本当に大切になってくるということですね。
今井:そうです、はい。
自己理解 × 企業理解が面接成功のカギ
今井:今回の記事では、面接でよく聞かれるキャリアに関する質問に、どのように効果的に答えればよいのかを解説しました。ポイントとしては、まず過去の自分をしっかり理解し、成功体験や強みを言語化すること。そして、自分の未来のビジョンやキャリアプランを具体的に描いた上で、応募先企業の方向性やビジョンと重ねながら伝えることが大切です。
さらに、企業研究をできる限り丁寧に行い、事業内容や強み、ビジョンを把握したうえで、整合性のある回答ができると、面接官に強い説得力を与えることができます。
とはいえ、こうした「自己分析」「企業研究」「キャリアの棚卸し」をひとりで行うのは簡単ではありません。自分では気づけない強みを見つけたり、キャリアプランを言語化したりするには、プロの視点が大きな助けになります。
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LHH転職エージェントでは、企業とのやり取りと求職者のサポートを分業せず、一人のコンサルタントが一気通貫で担当しています。企業側の“生”の情報を正確に伝えられると同時に、求職者の価値観やキャリアビジョンをそのまま企業へ届けられるため、ミスマッチの少ない転職を実現できる点が大きな強みです。
また、30代以上のキャリア層やハイクラス人材の支援に特化したコンサルタントが多数在籍しており、一般には公開されない非公開求人にもアクセス可能です。年収、役職だけでなく、「働き方」「企業文化」「ライフスタイル」「価値観」など、あなたのこだわり条件に寄り添ったご提案を重視しています。
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