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40代後半の転職を成功させるための考え方と戦略

※本記事は動画内容をテキスト化・編集したものです。出演者の所属部署、役職等は動画収録時点の情報であり、現在とは異なる場合がありますのでご了承ください。

皆さんこんにちは。LHH転職エージェントの山田です。
今回は「40代後半の方が転職を成功させるために必要な考え方と戦略」をテーマにお話しします。

40代後半になると、「年齢を理由に転職は難しいのではないか」「今から挑戦するのは遅いのでは」と、不安を感じる方も少なくありません。しかし実際には、考え方と戦略次第で、40代後半でも転職を成功させるチャンスは十分にあります。

本記事では、40代後半の方が転職市場で評価されるための考え方と、実際に取るべき行動戦略を分かりやすく解説します。年齢にとらわれず転職活動を進めるための視点や、面接での自己アピール、年収アップにつなげる考え方までお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。

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この方にお話しを伺いました
山田 典之
LHH転職エージェント コンサルタント
1997年より人材サービス業界に携わり、約27年にわたり採用・転職支援に従事。LHH転職エージェントには10年以上在籍し、これまで多様な企業および求職者の支援を行ってきた。
機械・電気・化学業界を中心とした製造業領域に強みを持ち、近年は成長が続く半導体業界を担当するチームのマネージャーとして、ミドル・シニア層の転職支援を数多く手がけている。業界動向を踏まえた現実的なアドバイスと、丁寧なサポートを心がけている。

40代後半の転職市場で直面する現実と向き合い方

― 40代後半の転職市場における主な課題は何でしょうか。

正直なところ、まだまだ簡単な状況ではないと思います。特に大企業では、40代・50代が早期退職の対象になっているケースもあり、賃金が上がりにくい一方で、採用基準はかなり限定される傾向があります。

30代と比べると相対的に年収水準も高くなりやすく、企業側が求める条件と候補者側のニーズがなかなかマッチしない、という状況も多いですね。

ただし、以前と比べると人材不足の影響もあり、40代・50代まで採用の幅を広げる企業も増えてきています。この傾向は今後さらに進んでいくと考えられますので、決して悲観するだけの状況ではなく、チャンスは確実に増えてきていると思います。

― 40代後半と20代の転職の違いについて詳しく教えてください。

20代は、まだ育成前提で採用を考えてもらえることが多いので、未経験分野へのエントリーも比較的しやすく、幅広く応募できる傾向があります。その分、選択肢が広いので、今後の方向性や何を大切にしたいかをよく考えたうえで進めたほうが良いと思います。

一方で40代後半になると、育成前提の採用は厳しくなり、即戦力が求められます。選考では「現在いる社員と比較してどうか」という目線になりやすく、実力はもちろん、マネジメントや責任者として組織・事業を牽引できるかなど、求められる水準も高くなります。年収水準も高くなる分、エントリーできるポジションは限定されることが多いと思います。

40代後半の転職で考えるべきキャリアの方向性

― 40代後半で転職を考える際に必要な考え方はありますでしょうか。

最近は個人のキャリアやライフの価値観も多様化しているので、昔のように一律で「年収を上げたい」「役職を上げたい」「安定した大手企業で働きたい」といった考え方だけではないのかもしれません。

例えば、今後の生活を考えて年収はどれくらいあれば良いのか、勤務地や働き方はどうしたいのか、本当にやりたいことは何か、活躍できることは何か、といった点を整理して、キャリアの軸を考えることが大切です。最後にどうしていきたいかを明確にするのは簡単ではありませんが、優先順位をつけて取捨選択していくと良いと思います。

転職活動を始める前に必要な準備と自己整理

― 40代後半の方が転職活動を始める前にすべき準備などはありますでしょうか。

自分の市場価値や市場のニーズを知るために、エージェントに相談するのは良いと思います。どんな求人の可能性があるのか、年収面も含めて現実的に把握できると判断がしやすくなります。長年の積み上げで、年収が市場価値より高くなっているケースも多いので、市場ニーズとのギャップを確認できると良いですね。
そのうえで今後の方向性を取捨選択していくのが良いと思います。また面接では「実績がある」というだけでなく、その実績をどう出したのか、どんな工夫や再現性があるのかといったノウハウを具体的に説明できるように準備しておくことも必要になってきます。

面接で評価される40代後半ならではの伝え方

― 「実績の出し方」という点で、逆に出さない方がいい具体例などはありますか。

これまでの高い実績そのものを強く語ることは、実はそれほど重要ではありません。大切なのは「どのように実績を出したのか」、その考え方やノウハウを具体的に語れるかどうかです。転職先でも再現性があると納得してもらえることが重要なので、深掘りされた際にもきちんと説明できる必要があります。
また、希望年収についても、現職年収は一つの目安にはなりますが、「現職が1,000万円だから1,000万円」「800万円でもいいです」といった伝え方は、やや上から目線に受け取られることもあります。生活面を考えて最低限必要な金額を整理することは大切ですが、入社後に実績を出して年収を上げていく、というスタンスを持っておくのも一つの考え方だと思います。

― 40代後半で転職される方は経験も豊富だと思いますが、年齢を感じさせない話し方や振る舞いで意識すべき点はありますか。

端的で論理的な話し方は非常に重要になってきます。年代が上がると、人に話を聞いてもらうことに慣れてしまい、話せることやアピールできることが多いために、つい話が長くなってしまうケースがあります。そうすると、本来アピールすべきポイントが伝わりにくくなってしまい、非常にもったいないです。
何を伝えるべきかを整理したうえで、話す内容を絞り、簡潔に伝える意識を持つことが大切だと思います。

年収アップを実現するための転職戦略

― 先ほど「現職年収が1,000万円だから1,000万円を希望する、という考え方は整理したほうがよい」とおっしゃっていましたが、40代後半で年収アップを実現するための転職のコツがあれば教えてください。

一つは「企業側の温度感が高いポジション」を狙うことだと思います。例えば、事業計画の中で早期の人材参画を重視していて、コストよりもスピードを優先しているケースでは、年収条件が高めに設定されることがあります。新規事業の立ち上げや事業拡大のフェーズで、即戦力となる経験者を採用したい場合は、条件が良くなる傾向があります。
また、ここ数年の動きとして、スタートアップ企業が比較的高い年収を提示するケースも増えています。大手企業に長年勤めてきた方が、現職年収以上で転職できる機会も増えており、創業期や成長期のハイクラスポジションが空いていることも多いので、十分にチャンスはあると思います。

― 面接では、これまでの長年の経験をどのようにアピールするのが良いでしょうか。

これまでの実績そのものを伝えるだけでなく、「どのようにしてその実績を出してきたのか」というプロセスや考え方を、具体的なエピソードを交えて伝えることが重要です。
自分には成功を再現できるノウハウがあり、それによって転職先の企業にも貢献できるという点を、分かりやすく説明するイメージを持つとよいでしょう。

また、40代後半の方は経験が豊富な分、伝えたいことが多くなりがちですが、面接時間には限りがあります。エントリーしているポジションに合わせてアピールポイントを絞り込み、伝える内容を取捨選択したうえで話すことが大切です。

― 経験が豊富だからこそ、アピールポイントを絞る必要があるというお話でしたが、どのように絞っていけば良いのでしょうか。

エントリーしているポジションによって、どの経験や実績をアピールすべきかは変わってきます。そのため、まずは募集ポジションで求められている役割や期待値を理解したうえで、そこに最も合致する強みや実績に絞って伝えることが大切です。
自分が持っているすべての経験を語るのではなく、「このポジションで活かせるポイントは何か」を意識しながら、訴求内容を組み立てていくイメージを持つとよいでしょう。

40代後半の転職を成功に導くために大切なこと

今回の内容をまとめると、40代後半の転職を成功させるためのポイントは大きく3つあります。
1つ目は、転職エージェントを活用し、自分の市場価値を客観的に把握すること。
2つ目は、市場のニーズを踏まえたうえで、自分にとって何を優先するのか、方向性や優先順位を整理し、取捨選択を行うこと。
そして3つ目は、これまで培ってきたノウハウや専門性を、再現性のある形でしっかり説明できるよう準備しておくことです。

40代後半の転職は、若い世代と同じ戦い方ではうまくいきません。一方で、経験や実績、培ってきた考え方を正しく伝えることができれば、年齢を理由に可能性が閉ざされるわけでもありません。だからこそ、自分一人で悩まず、客観的な視点を取り入れながら戦略的に進めていくことが重要になります。

LHH転職エージェントでは、非公開求人のご紹介はもちろん、40代・50代のキャリア層やハイクラス層に特化した転職支援を行っています。企業と求職者の双方を一人のコンサルタントが担当する「360度式・一気通貫型コンサルティング」により、企業の生の情報や期待値を正確にお伝えしながら、求職者の想いや強みを企業へ直接届けることが可能です。

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