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外資系企業の面接対策ガイド│よく聞かれる10の質問とNG言動

面接は、過去、現在、未来のあなたを伝える場です。ここでは、日本企業と異なる外資系企業の面接スタイルを理解し、正しい面接対策を習得しましょう。面接時のチェックポイントをはじめ、NGな言動やよく聞かれる質問を一緒に見ていきましょう。

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面接のチェックポイント

採用担当者が見ているポイントとして、下記5点が挙げられます。

あらゆる質問とその答えを基に評価されていることを忘れないでください。採用担当者にあなたは積極性がある人物だ、と判断してもらうには、どのようなことに気をつければいいか、どう振る舞えばいいか、何を伝えればいいかなどを整理していきましょう。

Point1 積極性

自分の考えで行動し、結果に責任を持てますか

外資系企業では、一人ひとりがプロフェッショナルとして扱われるため、指示を待っている人は評価されません。同僚や上司、クライアントに自ら働きかけていく行動力は不可欠です。

◆過去のエピソードよりも「御社で○○がしたい」という未来への熱意を語るようにしましょう。姿勢や表情、ハキハキとした受け答えなどからも伝わりますので要注意です。

Point2 コミュニケーション能力

異文化を受け入れ、円滑な関係を作れますか

多国籍で構成される外資系企業では、様々なバックグラウンドを持った人と一緒に働きます。多様性を受け入れ、認め合いながら関係を構築する能力は不可欠です。

◆エピソードの中身よりも会話のやり取りで判断されます。質問の意図を理解し、結論から簡潔に話すことが重要です。また、専門用語は相手の理解度を見て使い分けましょう。相手の目を見てハキハキ話す、相槌を打つこともお忘れなく。

Point3 協調性

チームワークを重視できますか

日本企業同様チームワークは重視されます。但し、いわゆる助け合い型ではなく、仲間と共に目標達成のため各自責任を持って仕事を達成させるタイプの能力は不可欠になります。

◆一人で仕事はできませんので、何かの問題や壁などにぶつかった時、何を考え、どう行動し乗り越えたかというエピソードがあるといいですね。また、チームワークを維持するために心掛けていることを伝えるアプローチもあります。

Point4 セルフマネジメント能力

自己管理もプロフェッショナルですか

時間管理、健康管理はもちろん、仕事に対するモチベーションなどのセルフマネジメントができる人かどうかチェックされています。外資系企業では特に不可欠な資質です。

◆時間、健康、モチベーションの全てで工夫していること、意識していることを伝えるようにしましょう。自身のことを考えている人物だと判断してもらえるかが大事です。

Point5 リーダーシップ

両方の立場で発揮できますか

役職に就いていない者にも求めるリーダーシップ。その経験がある人はチームメンバーにおいてもリーダーにおいても高い成果が挙げられます。経験値を上げることは不可欠です。

◆役職者は直近プロジェクトを。役に就いていない方は他者を巻き込んで取り組んだエピソードを伝えるようにしてください。その際、苦労したこと、工夫したことなどを盛り込むことが重要です。

面接でNGな言動ワースト10

面接で意識すべき言動をまとめました。面接官がどういうところを見ているかを事前に把握し、外資系企業の面接スタイルを身につけましょう。

NG1 想定問答の丸暗記

思い出しながら答えると棒読みになり、話していることの半分も相手には伝わりません。アピールしたいキーワードをまとめましょう。

NG2 正確な英語を話す

細かいミスは見ていません。何度も言い直す正しい英文法より、不完全な文法でも相手に内容が正しく伝わるかが重要です。

NG3 長い自己紹介

練られていないとあっという間に5分は過ぎます。3分を目安に経歴と実績、スキル、将来展望などまとめて練習しておきましょう。

NG4 謙虚さ・控えめ

謙遜は自信が無い・能力が低いとみなされますので、外資系企業の面接においては一切封じてください。堂々と振る舞いましょう。

NG5 自己アピールをしない

自分を知ってもらうため、仕事に結び付くエピソードに仕立てた趣味や特技なども積極的に会話に盛り込みましょう

NG6 一匹狼を感じさせる

チームにフィットする人材か否かを判断しています。輪を乱す人物だと判断されそうなエピソードは封印しましょう。

NG7 確認しない

給与や勤務時間、ポジションなどは面接時に確認する必要があります。求人票の内容と提示条件が異なる場合は交渉しましょう。

NG8 誰にでも同じ質問をする

直属の上司、他部署の上司、人事など異なるポジションの人に同じ質問は無意味です。立場に応じた質問を用意しておきましょう。

NG9 何でもできると言ってしまう

「〇〇できますか」に「できます」と安易に答え気味です。具体例を要求され、言葉に詰まる質問は正直に話すようにしましょう。

NG10 目を見て話さない、笑顔が少ない

緊張のせいか、目を見ず話したり、笑顔が足りない人が意外と多いようです。良い印象を残すためには大切です。意識しましょう。

よく聞かれる質問ベスト10

面接でよく聞かれる質問を以下にまとめました。対応する回答を作って丸暗記するよりも、あなたが企業に伝えたいキーワードが何かを決めることが大切です。

No1 自己紹介

Please introduce yourself.
(自己紹介してください)

長所

What are your strengths?
(あなたの長所(強み)を教えてください)

短所

What are your weaknesses?
(あなたの短所(弱み)を教えてください)

性格

How would you describe yourself?
(あなたの性格を教えてください)

人柄

How do people around you describe you?
(周りの方はあなたのことをどんな人だと言いますか」

志望理由

Why do you want to work for our company?
(志望理由を教えてください)

退職理由

Why did you leave your last job?
(退職理由を教えてください)

企業研究

What do you know about us?
(わが社について知っていることは何ですか)

会社への貢献

What do you think you can contribute to our company?
(どんな点で弊社に貢献できると思いますか)

中長期のキャリア

In terms of your career, where do you see yourself in 5 years?
(5年後、あなたはどんなキャリアを築いていたいですか)

面接の道は一日にしてならず-“英語力x戦略性”が決め手に

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面接は回数を重ねることで矛盾点や改善点が洗い出され、実践の中で修正を繰り返すことで完成度が高まります。地道な努力を続けることが、面接力を磨く一番の近道です。

特にハイクラス転職では、英語面接を通じて問われるのは語学力だけではありません。リーダーとしての視座、グローバルなコミュニケーション力、戦略的な自己表現力が同時に見られています。ハイクラス転職を得意とするLHH転職エージェントでは、英語面接対策に加え、役職や職種に応じたアピールの最適化をサポートします。

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